派遣切りにあった人の今
派遣切りによって契約を解除・解雇され寮などの住居を失った元派遣社員らの支援を目的とする、「年越し派遣村」が2008年の年末に開設されました。
年越し派遣村とは、複数のNPO及び労働組合によって組織された実行委員会が、2008年12月31日から2009年1月5日まで東京都千代田区の日比谷公園に開設した、一種の避難所です。
1月5日朝に閉じるまでに入村した人たちは約500人にものぼり、予想人数を大きく上回ったため用意したテントが足りず、2日からは支援の求めを受けた厚生労働省が講堂を開放するなどの想定外の出来事も起こりました。
また、派遣村閉村後も、宿泊場所を確保してほしいと実行委員会は厚生労働省に求め、12日までの予定で、閉校になった小学校など都内の公共施設4か所が用意されました。
2009年2月になっても景気の回復の兆しが見えていません。
国などから生活保護を受けないと住むところ、食べるものさえままならず、新しい職がまだ見つからないといった人が大勢いるのが現状です。
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