派遣切りの実態
今回のような突然の契約打ち切りは正当なものであったのか?
そのような疑問の声がたくさん上がっています。
派遣先企業側は、「景気が悪くなり、仕事が減ったら外部の人間である派遣社員から手放すのは自然なこと」などと意見しているところが多いようです。
しかし、派遣期間満了後の契約終了だけでなく、満了以前の契約打ち切りも横行しており、世界的不況を理由にするとはいえ、切られた派遣労働者のその後の生活も鑑みない横暴な手段について、人権問題からの観点や企業のモラルから問題視されています。
満了以前の契約打ち切りは労働基準法にも抵触するともされており、派遣労働者が企業に対して訴えを起こすケースも目立っているのが実態です。
景気の良いときは月に150時間を超える長時間労働を強制させておきながら、景気が悪化したら突然解雇通告をするなど、企業が行ってきた派遣社員に対する扱いの不当性について今になって、浮き彫りになってきています。
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